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フォトアルバム
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2012年4月27日 (金)

クリエイティブ少女

子供の頃、人は誰しも芸術家である。

これは僕が今考えた有名な言葉です。

先日バイト先のスーパーに、楽しそうに買い物をしている親子連れがいました。

するとその小さい女の子が、ヨーグルト売場の前で、即興で作ったと思われる歌をひろうしてくれました。

「黒こんにゃくと、たたかったら~♪」

僕はこの出だしの部分で、完全に心奪われました。

「なんだかわからないけど」

ここは早口でした。

「まけちゃった~♪」

歌い終わった後、女の子はBIOのさくら味をお母さんのかごにかってに入れていました。

敵もよくわからない、敗因もよくわからない、でも…最高にイカした歌詞でした!!

ありがとうクリエイティブ・ガール!!

PS.写真はクリエイティブ・ハウスです。

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2012年4月24日 (火)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 最終話~本物の恋はやれ爽快~

数日後、イトームズは依頼人の女性を事務所によびだした。

「イトームズさん、うちのだんなはやっぱり浮気をしていたんでしょうか?」

「奥さん、率直にいいましょう。彼は一人遊びのプロです」

「…ということは?」

「彼は浮気などしていません。あんな素敵なだんなさんを疑うもんじゃありませんよマ・ダム」

「ほんとですか!?よかった!!」

奥さんは喜びを隠しきれず、髪をふり乱して何度もガッツポーズをしていた。しかし十五回ほどガッツポーズをした後、彼女は急に表情をくもらせた。

「あの…イトームズさん」

「なんすか?」

「実は最近もう一つ悩みごとがあって…。聞いてもらえますか?」

「もちろんです。以前にもいいましたが、あなたのような美しい女性の依頼を断る探偵はいませんよ」

「近頃、こんな手紙が届くようになったんです」

彼女がだした手紙の内容は、一言でいえばキモいラブレターだった。ただ大きい声ではいえないが、私はこの手紙の筆跡に見覚えがあった。

イトームズは手紙をみて、高らかに笑いはじめた。

「ハッハッハッハッハッ!!奥さん、早速ですがこの手紙を送った犯人がわかりましたよ」

「え?もうわかったんですか!?すごい!!…でいったいだれなんです、これを書いたサイコ野郎は!?」

「奥さん、残念ながらそれは私です」

彼女はドン引きしていた。そして支払いをすませ、サクサクっと事務所を後にした。

とまあ後味は悪いが、イトームズはまたしても事件を解決した。

最後に、彼の書いたラブレターの一文を紹介しておこう。

あなたを好きな気持ち×3分の1の純情な感情÷円周率=こんどデートしませんか?

「ところでワトソソ、シャムシェイドって今なにしてんのかな?」

~ 新・名探偵シャーロック・イトームズ せつなさよりも遠くへ 完 ~

PS.写真は普通に怪しい求人広告です。

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2012年4月23日 (月)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 第七話~寒いっちゃ寒い夜だから…~

「奥さんに内緒で宝石店…か。イトームズ、ここにきてとうとう動いたな!」

「ああ間違いない。浮気相手へのプレゼントか、もしくは店員が浮気相手か。どちらにしろチェックメイトだ」

だんなは店に入ると、店員の女性となにやら親しげに話をしだした。

「ワトソソ、あれの用意を」

「アイアイサー」

私は荷物からラジカセをとりだし、イトームズの後について店に突入した。

そしてなんとか、店員との会話が聞こえるところまで近づくことができた。

「いいタイミングだ。ワトソソたのむ」

私は素早く録音ボタンをおした。

店員:「この度は本当にありがとうございます。でもほんとにいいんですか?こんなに高いダイヤモンド」

だんな:「もちろんです。あなたにはよく相談にのってもらいましたから」

私達はお互いの顔を見合わせ、だんなの浮気を確信した。と、その時だった。

店:「それにしても奥様は本当に幸せものですね。だんな様がこんなに一生懸命プレゼントを選んでくれて」

だ:「いえいえ、日頃世話になってますから」

店:「こんなに素敵なダイヤモンド、さぞお喜びになるでしょうね」

だ:「妻とは来週で結婚五周年になるんです。ここのところ、休日も会社の打ち合わせが入ったりして、家をあけることが多くて。そのおわびもこめて来週の週末、帝国ホテルのスウィートで記念日を祝うつもりです」

ここでイトームズは、ラジカセの停止ボタンをおした。

「いくぞワトソソ」

「アイアイサー」

~つづく~

PS.写真はゲーセンにあったキックボードゲームです。やりこんでるうちに本物の値段をこえます。

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2012年4月19日 (木)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 第六話~CRAZY GONNA 調査~

浮気容疑のターゲットがカラオケに入っている時間は、当初の予定では2時間。

その間イトームズがターゲットの部屋に忍び込み、潜入調査をすることになった。

現在はその最初のステップである「忍びこむ」という作業は、すでに成功している。

ただここで、完璧と思われた計画に一つ大きな問題が発生した。

それは「私のやることがない」という、致命的なものだった。

私は迷った。何か彼の役に立てることはないか。助手として、友人として、いや同じ志を共有する一人の人間として。

そこで私が苦渋の末下した決断は、「とりあえず歌っとく」というものだった。

私は歌った。そんなに歌いたくない曲ですら、歌った。またいつもは歌いたくても、まわりの目がはずかしくて手がでなかったミーシャやアムロにも挑戦した。そしてその挑戦は、極めて有意義なものだった。

「一人カラオケ…あると思います!」

2時間歌いたおした私は、メロンソーダを片手にターゲットの部屋へと向かった。

「大丈夫かイトームズ!心配したぞ!」

私は急いで、彼が入っているボストンバックをあけた。

「はい~」

「…おおそうか!で、どうだったんだ!?」

「いやなかなかうまかったよ。けっこう聞かせるかんじで。までも、さすがに後半は自己満にはしってたけどね」

「…ということは、彼はまたしても一人だったということか?」

「ん?まあ言われてみればそうなるね。ところでワトソソ、私も一曲いいかな?ワンインナミリオンにむけたクールでダンサブルなアッパーソングを歌いたいのだが」

イトームズの近藤真彦を聞いた後、我々は急いでターゲットの後を追った。

するとターゲットはしばらく繁華街をうろついてから、宝石店へと入っていった。

~つづく~

PS.写真は「ずっ」です。

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2012年4月17日 (火)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 第五話~BOY MEETS 調査~

結局、浮気疑惑のだんなは一人で3ゲームやってから、ボーリング場を後にした。

その間我々のゲームの勝敗は、イトームズ0勝3敗で、ジュース代、くつ代、ゲーム代のすべてを彼が払うことになった。

「結局誰とも会わなかったな…。時間でもつぶしていたのだろうか」

「かもしれないな。しかしあわてることはない。その答えは、彼の次の行動が教えてくれるはずさ」

そう言いながら、イトームズは自分のスコア表をびりびりにやぶいていた。それはもうビリッビリに。

だんなが次に向かった先は、カラオケボックスだった。

「間違いない。彼はカラオケで女性と待ち合わせをしている。私の長年の探偵としての勘が、そう言っている」

力強くそう言いきった彼は、またもや一人で受付をしているだんなを見て、ドン引きしていた。

「う…うせやん」

「いや、まだわからないぞイトームズ。とりあえず一人で入って、先に歌って待っているのかもしれない」

「…うたってまってる?」

だんなの受付が終わると、我々もすかさず受付へ向かった。

用紙に記入しながら、彼の歌う時間、携帯番号、そして最も重要な会員カードをもっているかどうかチェックした。また、もしもの時のために、私達も音質にこだわった大きめの部屋をとっておいた。

「ワトソソ…彼の部屋はそこの角をまがった108で間違いないね?」

「ああ。直接部屋にはいかず、今はトイレにいるようだが」

「…ふむ。少々久しぶりだが、あれをやるチャンスだな」

そう言いながら、彼はボストンバックの中身をすべて出し始めた。

「ま、まさかイトームズ!?…わかった。ブログをみてくれている人には、私から説明しておこう!」

てなことで説明しよう。調査の正確性を高めるために我々がすべきことは、「みつからずに近くでみること」である。そのためにはものに隠れるのが一般的だ。

しかしそこでイトームズは考えた。「ものにかくれる」のではなく、「ものになってしまえばいい」のではないかと。そうして彼は、自らがボストンバックに入るといういばらの道を選択した。

名づけてこれが「エスパーイトームズ作戦」なのだ!よし、説明している間にボストンバックに入れたようだ。

「はい~」

私はボストンバックに入ったイトームズを、だんながトイレから帰ってくる前に、108号室に置くことに成功した。

~つづく~

PS.写真は「ユリ子」です。

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2012年4月15日 (日)

当然入れるものだと思っていた

公共のトイレに入っていると、外から鍵がかかっているのはわかるはずなのに、ノックもせずいきなりドアノブをひっぱって開けようとする人、たまにいませんか?

僕はそれをされる度「かぎかかってのんのわかんだろコラァ…」と、日本のトイレマナー水準の低さに専門家として憤りを感じていました。

しかし、僕と同じ経験をおもちのみなさん聞いてください。実は彼らの行動には理由があったのです。

先日、とある喫茶店でのこと。僕と40代くらいのおっさんが、ほぼ同時にトイレについたときでした。

僕より一歩先だったおっさんは、迷わずトイレのドアノブをひっぱりにいったのです。

ドアの鍵の部分が赤くなっているのが見えていた僕は、「ああーー!!だめだいけない!!」と心の中で叫びました。

しかしその叫びもむなしく、おっさんは二度ほどドアをひっぱりました。

そして開かないのがわかると、一連の動きをみていた僕の方をチラッとみてから、自分の行動を自動的に解説し始めたのです。

「当然入れるものだと思っていた…」

…そうか。あんたらはそう思っていたのか!アイガディ!!

やっている側に悪意がないことがわかり、すがすがしい気分になった僕は、「わりぃなオッサン、時代は変わったんだよ。オレと一緒にもうちょっとだけ待とうや」とそっとおっさんの肩に手をおこうとすると、やつは速攻であきらめてその場を後にしました。

すると、トイレからちょうど出てきた第二のおっさんが、僕の方を少しにらんでいました。そしてなにかいいたげに去っていきました。

…違う、違うんだ。まってくれ…いかないでくれー!!(またれてもこまるけど)

PS.写真は江戸川区にある一流ビジネスホテル「青葉」です。ホームページは多分ないから予約は直接で!

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2012年4月13日 (金)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 第四話~EZ DO 調査~

ボーリング場に入っていった浮気疑惑のだんなは、なんと一人で受付をすませていた。

「この展開…どうみるイトームズ?」

「いやどうもこうも、とりあえず2ゲームでいいよね?」

イトームズはすでに受付用紙に記入をし始めており、私の名前のところに「サダム・フセイン」(学生)と書いていた。

ちなみにそれを受けとった店員は一切笑っておらず、もちろん後で一般料金を払うこととなった。

運よくだんなの近くのレーンでやれることになった我々は、調査そっちのけで全面戦争をおっぱじめることにした。

「おい、たしかワトソソとかいったな。このゲーム、勝ったほうが200円…いや150円な」

「フン、たったの150円かよ。じゃ、きりのいいジュース一本にしようぜ」

イトームズはボーリングを「力のスポーツ」ととらえており、投げづらくてもかたくなに「男は黙って15ポンド」というスタンスを貫いていた。一投目は余裕のガーターだった。

「おっと、こいつを食うのをわすれてたぜ」

彼は大リーガーがガムをクチャクチャしているのに影響されてから、自分もクチャ×2するようになり、今では「スポーツとガムの関係性」についても独自の調査を進めている。

「ワトソソ、君はなぜ大リーガーが試合中にガムをかんでいるかわかるかい?」

「…やはりガムをかむことによって集中力が高まるからかね?」

「いや、答えは「大リーガーだから」さ」

二投目もぶっちぎりのガーターだった。そこらへんは大リーガーだった。

「今日はちょっと…中リーガーくらいだわ」というわけのわからないコメントを残し、結局スコアも60くらいで頭打ちだった。

「ところでイトームズ、だんなのスコアをみたまえ」

「まさか!?…やつはプロか?」

そんなにではなかったが、スコアは平均170くらいで、友達だったら人に「あいつはボーリングうまいよ」と自信をもって言えるかんじだった。

イトームズはスコアをよく見てから、「スペアが多いな…」とツイットした。

「スペアが多いのが、なにか気になるのかい?」

「こういうスコアのとりかたをする人間は、女関係もスペア狙いということさ」

~はい、続きます~

PS.写真はドンキのレジでバイトするフリーザです。となりのレジにはもちろんザーボンとドドリアもいました。あとキウイもね☆

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2012年3月12日 (月)

ジャイアニズム宣言

昨今日本の男どもは「草食系男子」やら「ロールキャベツ男子」、果ては「はっぱ隊」なんていわれていますが、僕も「ミドリムシ男子」の一人として

「このままではまずい」(この顕微鏡の倍率では)

と思い、シーザーサラダを食べるのをやめ立ち上がることにしました。

そこで僕が弟子入りしようとしたのが、ジャイアンこと「剛田武」。ジャイアンは日本アニメ界きってのオラオラ系であり、彼の魅力について調べることで結果女をだける。そんな安直な発想から僕はジャイアンを調べることにしました。

彼のオラオラ度は「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」というほぼ盗賊ともいえる名言や、自身の野球チームに「ジャイアンズ」という名前をつけたり、将来の夢が世界各国に支店をおく大型百貨店「ゴウダ・ショッピングモール」の経営であることからも、世界レベルのものであることがわかります。

しかし彼はただオラオラなだけではなく、妹を溺愛していたり、のび太がピンチの時は助けにくるなど人情味あふれる一面があって、僕は調べていくうちにそのギャップが彼の魅力なのではと思うようになりました。

彼の数ある魅力のなか、僕が目をつけたのが「シンガーソングライター」としてのジャイアンです。

彼は歌うことがなにより好きで、定期的に無料の「ジャイアン・リサイタル」を行うように、音楽活動にはかなり力を入れています。

その歌を聞いたものの体調はただちに悪化し、時に「怪音波」ともいわれる彼の歌声ですが、彼は世間からのネガティブな評価を気にせず(気づかず)歌い続けます。

XJAPANでいうところの「X」ともいえる彼の代表作「おれはジャイアンさまだ!」をはじめとして、「乙女の愛の歌」「恋はマルチメディア」などの迷曲を次々と生みだします。

結果として彼の夢でもあった紅白出場はかないませんでしたが、大人になっても彼は歌うことをやめません。

僕は彼をみて、当初のうわついた気持ちは「ボエ~」という歌声とともにどこかへ飛んでいきました。

「自分を表現し続けることの大切さ」

それをジャイアンは僕に教えてくれました。ありがとうジャイアン!!心の友よ!!

PS.写真はオカン画伯のマスターピースイズ最終作!「調子いいときの私の顔」です。

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2012年3月11日 (日)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 第三話~Overnight Sensation 時代はあなたに委ねてる~

尾行調査決行の土曜日。待ち合わせの場所に、イトームズはボストンバックをもって現れた。

「チャオ!ワトソソ」

「チャ…おはようイトームズ。その大きなバックはなんだね?何か調査に使うものでも入っているのかい?」

「もちろんだ。あらゆる可能性を想定してある」

そういいながら、彼はホシの家をじっとにらんでいた。

ただチャックが開いていて中身が見えたのだが、バックにはくつ下やパンツといった着がえがたくさん入っていた。そしてこの日の彼の服装は、上下スウェットだった。

「君はなにか勘ちがいをしているようだが、これはホシをあざむくための演出だ。私は決して、ゴロンボの家に泊まってずっと桃鉄をしていたわけではない」

彼はうそのつけない人間だ。目の下の大きなクマから、キングボンビーがみえかくれしている。

我々がホシの家の前でユーチューブをみながら張り込んでいると、昼過ぎ頃玄関のドアが開いた。

「いってらっしゃいあなた」

「ああいってくるよ。今日は少し遅くなるかもしれない」

そう言うと、だんなは駅の方角へと歩いていった。

我々もユーチューブをみることと並行して、だんなの後をつけ始めた。

「彼の服装を見たまえイトームズ。あのかんじは、これから誰かに会う予定があると思っていいだろう」

「確かに。彼の今日のファッションコンセプトは、「ハリウッドスターの休日」といったところか。まあ私の今日のコンセプトは「ニートの休日」だがね。え?ニートは毎日が休日だって?失礼なことをいうなよきみはハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!もいっちょハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」

私は全く笑っていなかったが、イトームズが爆笑していたので、だんなはチラッとこっちを見た。が、我々を少し見下した目で見ただけで、特には気にしていないようだった。

だんなは駅前につくと、一人でボーリング場へ入っていった。

「誰かと待ち合わせでもしているのだろうか?」

そういいながらイトームズの方を見ると、彼はまだ自分の言ったことで笑っていた。

「プププ、ニートの休日って…。ローマの休日みたいになってるし…クスクス」

~すいませんつづきます~

PS.写真はオカン画伯のマスターピース第二弾!「今日もカレーかあ…」です。

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2012年3月 5日 (月)

新・名探偵シャーロック・イトームズ 第二話~うちのカミさんがね~

次の日。早速浮気調査にとりかかることにした我々は、まず疑いがかかっているだんなさんをCSIばりにプロファイリングすることから始めようとしたが、めんどうなので速攻でやめた。

「次の休みの日が勝負だな」

イトームズは攻めの姿勢をくずさない。そして500円玉もなるべくくずさない。

すると彼は、おもむろに携帯電話をとりだした。

「もしもし私だ。…わかった。すぐ行く」

イトームズはさっきまで吸っていた電子タバコの電池をぬき、パチもののブランドコートをはおり、出かける支度をし始めた。

「おいおいイトームズ、一体どこにいくつもりだ?」

「ゴロンボの家にいってくる。ではワトソソ、土曜日ホシの家の前に9時。いや10時。…やっぱ10時半で」

彼の親しい友人に「刑事ゴロンボ」という人間がいるのだが、私が実際に会ったところ、ゴロンボは家でゴロゴロしているだけのニートだった。ちなみに彼の口ぐせは「うちの母さんがね」である。

「ああそうだワトソソ、奥さんが事前に用意してくれた資料にはもう目を通したかい?」

「一通りはね」

「ではだんなさんの写真はもう確認したね?」

「もちろんだ。あの写真がどうかしたのかい?」

「…君はあの写真をみて何も気がつかなかったのか?」

「どういうことだ?」

「奥さんは事務所に来た時、婚約指輪をしていた。しかし写真に写っているだんなさんは、どれも指輪をしていなかった」

「ということは…」

「そう、彼はおそらく金属アレルギーだ」

私が予想していた答えとあまりに違いすぎたため、一周して説得力のある答えに思えてきた。

「…それは間違いないな。彼は確実に金属を恐れている」

自分でも何を言っているのかよくわからなかったが、それらしいことは多分言えたはずだ。

こうして我々は、土曜日の尾行調査に備え、各自家でゴロゴロすることにした。

~つづく~

PS.写真は僕のオカンが高校時代に描いた石像です。ジョジョにでてきそう。

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